この頃のお子さんはとても可愛い時期
ですよね。しかし、1〜3歳頃に現れる
「イヤイヤ期」の対応で苦労されていま
せんか?
- 1歳〜3歳頃にパパママを困らせる
といわれる「イヤイヤ期」を、
脳の仕組みの観点から対策を
お伝えします。 - 脳の前頭前野に効果的な
トレーニング方法をお伝えします。 - 叱る必要がある3つの状況と
叱り方のコツについてお伝え
します。
さらに、こどもに対する理解が
深まり、結果的に子育てが楽に
なります。
そして、、、
![](https://sugulog.blog/wp-content/uploads/2020/11/IMG_1655-1024x938.png)
イヤイヤ期はなぜ起こる?【それは脳が未発達だから】
![](https://sugulog.blog/wp-content/uploads/2020/11/44BDBC40-F00B-4C06-8CF0-B97FE31984EA-1024x576.png)
イヤイヤ期の正体は脳の未発達によるもの
と考えられています。
解説していきますね。
脳機能の前頭前野が未発達
まだ脳が未発達だということを理解
してあげましょう。
これまでの育児環境や、育児方法に
問題があったから、わがままに
育っているわけではありません。
1歳から3歳頃までに見られる
「イヤイヤ期」
気にいらないことがあると、すぐに機嫌が
悪くなったり、かまってあげられなかった
ときにすぐに癇癪を起こしたりします。
「今までの環境や、育て方が間違っている
とか、誰かの遺伝ではないのか」と、
勘違いしてしまっていませんか?
実際には、それが原因ではありません。
実は脳の前頭前野の未発達によって起こる
ことがわかっています。
ですから、極めて当然の現象なのです。
次は、脳の前頭前野の働きについて
解説していきますね。
ワガママだから、癇癪だからと、
心配する必要はありません。
基本、誰にでもそういう時期が
あります。
※もちろん個人差があります。
それも個性ですね。
前頭前野の働きについて
![すぐるのアイコン画像](https://sugulog.blog/wp-content/uploads/2020/09/IMG_1407.jpg)
制御機能を担う部分です
この部分が0〜3歳頃までは、未発達のため
に、本能的な欲求に対して我慢ができずに
泣き叫んだり、「イヤイヤ」を連発すると
いうふうに考えられます。
簡単に具体例と、対策をいくつか
あげてみますね。
ワンポイント具体例と対策
- 自分でご飯を食べたいのに、うまく食べ
られなくて大泣き。
↓
手づかみで食べられるような、小さな
おにぎりなどを少し用意してあげる - かまってほしいのに、誰もかまってくれ
なくて大泣き
↓
ほんの少しでもいいので、目をみて
話かけたり、遊んであげる - 高いところに登りたいのに、うまく登れ
なかったり、降りることができなくなり
大泣き
↓
登ったり、降りたりするときに、抱いて
解決するのではなく、その動作の
サポートをしてあげる
注)危険な場所に関しては、目を
離さないように
![すぐるのアイコン画像](https://sugulog.blog/wp-content/uploads/2020/09/IMG_1407.jpg)
こどもは気分転換できます。その
コツを掴むと楽になりますよ♪
この頃は、自我が芽生えはじめ、本能的な
欲求は芽生えていますが、まだ制御する
ことができません。
ですから、たとえ何度も注意したとしても
同じことを繰り返してしまうのはそのため
ですね。
そう、考えると行動についての理解が深まり
ませんか?
前頭前野の未発達で他にもこんなことが
- 夜泣き
- 人見知りで大泣きする
これも、前頭前野の未発達によって起こって
いると考えられています。
想像してみてください。
大人でも、本能的にとっさにやりたくなる
事ってありますよね?
しかし、基本的にしてはいけないことや、
自分にできないと思うこと、恥ずかしい
ことなどは脳内で制御がかかります。
もし、それを制御する事ができないとしたら
大変ではありませんか?
イヤイヤ期のこどもは、まさしくその
状態なわけですね。
![すぐるのアイコン画像](https://sugulog.blog/wp-content/uploads/2020/09/IMG_1407.jpg)
理解してあげられますよね
脳の働きからみるイヤイヤ期の対処法
![](https://sugulog.blog/wp-content/uploads/2020/11/8C1DE7F6-79EC-41F2-9DD4-58196AD3799D-1024x576.png)
この章では、こどもの前頭前野を
鍛える方法と、叱る状況やその
対処方法について解説します。
前頭前野を発達させるトレーニングをする
基本的にこどもの脳は、自然と成長していき
ますが、トレーニングを行うことで、より
効果的に脳の発育に効果があると考えられて
います。
最も効果的なのは褒めること
トレーニング方法
- 外遊びを積極的に行う
↓
外遊びで思いっきり体を動かすことで
前頭前野の発達に効果があるといわれています。 - 会話や本の読み聞かせをする
↓
まだ、言葉がわからなくても大丈夫
です。たくさん声をかけてあげると
だんだんとこどもも声を発するように
なります。 - 手先を使った遊びを取り入れる
↓
楽器や積み木など、成長に応じて
折り紙やお絵描き、塗り絵などの
遊びを取り入れると脳の成長を
促すことができます。 - 褒めること
↓
これが最も重要だと考えています。
簡単な言葉や態度で大丈夫です。
重要なのは、笑顔で優しい声で
褒めてあげること。
褒められることで、前頭前野の
発達に効果があるとされています。
褒め方はシンプルでOK!!
これで、お子さんの脳に良い刺激
が起こります。
![すぐるのアイコン画像](https://sugulog.blog/wp-content/uploads/2020/09/IMG_1407.jpg)
記事です。併せて読めばさらに
イメージがしやすいです。
![育児方針、子供の育て方、接し方のコツ【要注意!毒親の特徴】](https://sugulog.blog/wp-content/uploads/2020/10/PNGイメージ-30-300x158.png)
前頭前野を更に発達させるために良いことと悪いことを教える
表情や声のトーンでこどもは
理解出来る!
普段とのメリハリが大事!
前項で、褒めることが重要だと記述しました
が、それには理由があります。
叱られた時にハッキリと、こどもが区別
できるようにするためです。
叱るときは、逆に少し恐い顔をして、低め
の声で叱るようにすると善悪がわかって
きます。
大声で叱るのは、萎縮させてしまうので
よくありません。
気をつけてあげてくださいね。
この時期はまだ脳が未発達な状態です。
根気よく、繰り返しトレーニングを
していく必要があります。
パパママもしっかり理解してあげて、
根気よく向き合っていきましょうね。
次に、本当に叱るべき3つの状況について
解説します。
むしろ、これ以外のときに、むやみに
叱ると、こどもを萎縮させてしまいます。
脳の発達の妨げになる恐れがあります
ので注意してくださいね。
本当に叱るのはこの3つの状況のときだけでよい
3つの状況
- 人に迷惑をかけたとき
↓
公共の場・お店など - 人に危害を加えたとき
↓
噛みついたり、ものを
投げたり、叩いたり
酷い言葉を言ったときなど - 危険なことをしたとき
↓
命の危険がある行為や
大怪我をしてしまうような
行為をしたときなど
![すぐるのアイコン画像](https://sugulog.blog/wp-content/uploads/2020/09/IMG_1407.jpg)
低い声で注意するようにしています
表情や声のトーンで区別を
ハッキリとつけてあげることで
善悪を少しずつ理解していきます。
普段から、なんでも「ダメっ」というと
区別がつかなくなります。
こどもの自尊心は傷つく一方です。
当然、脳の発育に悪影響だと考えます。
もちろん、怒鳴ったり、叩いたり
なんていうのは論外です。
![ゆんのアイコン画像](https://sugulog.blog/wp-content/uploads/2020/09/IMG_1418.png)
関連記事がありますので併せて
読んでみてくださいね
![1歳児〜3歳児のイヤイヤ期のこどもを叱る前に【イタズラ対策】](https://sugulog.blog/wp-content/uploads/2020/10/PNGイメージ-27-300x158.png)
あぶない!本当に危険なことをした瞬間は?
ふと、気づいた時には思わず大きな声を出し
てしまいたくなるような「ヒヤッ」とする
危険な瞬間ってありませんか?
この時に、大声を出すと、こどもの
集中力が遮断されてしまい、逆に
危険です。
お気持ちはわかりますが、ここは落ち着いて
ぐっと我慢し、そっと素早く近づき抱きしめ
てあげてください。
叱るのはその直後ですね。
大声でびっくりし、固まったり、
転倒してしまう恐れがあります。
そのときの叱り方は?
ぎゅっと抱きしめた後に、少し恐い表情で
「イタイ、イタイ」よ〜
「コワイ、コワイ」よ〜
などと、1度いうだけで大丈夫です。
![すぐるのアイコン画像](https://sugulog.blog/wp-content/uploads/2020/09/IMG_1407.jpg)
その時にすぐに1回だけ注意しています
お家の中で絶対に目を離してはいけない場所
![](https://sugulog.blog/wp-content/uploads/2020/11/1066614_s.jpg)
とても、恐ろしい事故が思いがけない
場所で起こっています。
なんと年間で100件ほど、お家の中で
溺死している幼児がいるといわれています。
好奇心旺盛で、まだ危険なことがわからない
時期なので注意が必要ですね。
水に入ってしまうと一瞬でパニックになり
発見が少しでも遅れると、命に関わります
ので十分に気をつけて対策をしてください。
お家の危険な場所
- お湯を張っている浴槽(風呂場)
↓
お湯を張りっぱなしにしない。
分厚い蓋をする。
こどもが入れないようにする。 - トイレ
↓
意外ですが溺死してしまうケースも。
入れない対策が必要です。 - 洗濯機
↓
水を溜めた洗濯機の近くに、登れる
足場になるようなものがあれば、
洗濯機に転落し、溺死してしまう
ケースもあります。
![すぐるのアイコン画像](https://sugulog.blog/wp-content/uploads/2020/09/IMG_1407.jpg)
目を離さないようにしています
そこに近づかないようにする工夫
も必要ですね。
・ドアが開かないようにする
・しっかりと戸を閉めておく
・足場になるようなものを置かない
さいごに(まとめ)
![](https://sugulog.blog/wp-content/uploads/2020/11/2402123_m-1024x580.jpg)
今回は、脳の働きからの視点で
「イヤイヤ期」について記事にしました。
前頭前野の機能の未発達により、制御が
できない状態にあると理解できれば、
こどもの気持ちに対する理解も深まり
ますよね。
では最後にまとめます。
- 脳の前頭前野の未発達でイヤイヤ期が起こる
- 自我や自尊心が芽生える大切な時期
- 前頭前野の最大の鍛え方は褒めること
- 叱る状況は主に3つだけ
- 叱る時はメリハリを持って叱る
↓
普段は笑顔・優しい声で褒める、
叱る時は、怖い顔で低めの声で
短めの言葉で叱る
こうすることで、前頭前野のトレーニング
になり、お子さんの自立心の成長にも繋がる
といわれています。
ぜひ、共感頂けたら、意識して取り組んで
みてくださいね。
「イヤイヤ期」関連記事
![1歳児から始まるイヤイヤ期【癇癪(かんしゃく)の対応】](https://sugulog.blog/wp-content/uploads/2020/11/PNGイメージ-31-300x158.png)
コメント
コメント一覧 (2件)
内容も素晴らしいですが、何よりとても見やすいブログですね✨
勉強させていただきました!
yuyapapaさん
お褒めのお言葉ありがとうございます(^_^)
12月は更新頻度が少なくなりそうですが、
今月が落ち着いたら良い記事を更新できるように
頑張ります!
これからも、どうぞよろしくお願いします!