- 親とはどうあるべきなのか?
- こどもとの接し方は?
- 理想の親子関係とは?
- 毒親になっていないか?
各ご家庭で子育てについて、様々な方針が
あると思います。
もしかしたら、特に方針などはないという
ご家庭もあるでしょう。
また、どう子育てしていったらよいのか
わからずにお悩みを抱えているご家庭も
あると思います。
この記事のテーマである、メンタリング
やコーチングを子育てに応用するという
のは私の経験上、ものすごく効果的です。
そして、これは現在までの各家庭環境で
育った方の今までのデータや、専門家など
の見解を元に、生み出された結論です。
さらに10年間、経営者としても人材育成
に取り組んできて、様々な人材を見てきた
経験を元に生まれた結論でもあります。
この記事が少しでも参考になり、今後の
子育ての参考にしていただけたら幸いです。
『結論』親はこどものメンター・コーチ
結論を言いますと、、、
親というのは、
こどもにとって、
最初のメンター
そして、
こどもをすくすくと健全に育てる
ための良きコーチ
的な、存在でありたいと思い
子育てをしています。
メンター??
コーチ??
聞きなれない言葉だったかもしれません。
これから解説していきますね。
そして、絶対に気をつけてほしい事柄に
ついても記載しています。
最後まで、読んでいただくことで
新たな発見や気づきがあったときは
ぜひ、これからの子育てにご活用く
ださい。
素敵な親子関係を築くことができて、
さらに、お子さんが健全にすくすく
と育つためのお役に立てればと思い
ます。
あなたはお子さんとどう接してますか?
こどもとは、あなたにとってどんな存在
でしょうか?
そこから考えていかなければいけませんね。
確かに、あなたのこどもです。
しかし、こどもだって1人の人間です。
いずれは成長し、大人になり、
そして、お年寄りになっていきますよね。
しかし、こどもを「私たちのこどもだから」
と、強く意識している方が多いです。
こどもは授かりものではなく”預かりもの”
私は、こどもは”授かりもの”では
なく先祖からの’預かりもの”
(あずかりもの)だと思っています。
そして、成長すれば
大切な家族、仲間です。
確かに小さいうちは大人には
かないません。
お世話も必要です。だからといって、
立場が弱いことをいいことに権力を
降りかざすような親御さんもいます。
今では、その親が無意識にしている
パワハラ・モラハラが問題となって
います。
社会でいう職権乱用にあたるような
事柄もあります。
それも大半が完全に無意識にです。
恐ろしいですね。
あなたのこどもは1人の人間として
全くの別人であり、考えや個性、
能力、無限の可能性、将来があります。
なのに小さな頃より過度な期待を押し付け
たり、プレッシャーを与えてしまっている
親御さんは割といます。
もし、あなたがそうだとしたら、考え方を
変えていった方が良いと思います。
こどもを1人の人間として尊重すべきです。
頭ごなしに親の思いをぶつけ、強制的な
教育方法で育ててしまうと、自主性や
自立心がない大人になってしまう傾向
にあります。
それでも本当にいいですか?
最悪は親子で共依存してしまうような関係に
なってしまう恐れもあります。
関係性を間違えると大変な事態に
もっと最悪な場合は、事件にまで
発展することになり、今までどれ
だけの小さな尊い命が親により
奪われてきたか・・・
あなたもご存知なはずです。
本当に胸が痛みます。
失われた尊い命はもう帰ってくることは
ありません。
そして、逆もあります。
こどもが親に復讐するような事件も
ありました。
それが、あなたの望みではないのなら
しっかりと小さなうちから家庭内での
接し方を見直すことをおすすめします。
同時に無関心な親御さんもいますが
それはそれで問題です。
見直すための教育方針として
次の章でお話しいたしますね。
あなたがこどもの『メンター・コーチ』になる
それでは、最初にメンターとコーチについて
解説していきますね。
なんとなく言葉の意味はお分かりかと思い
ますが結構、奥が深いんですよ。
メンターとは?
神話の王様とその息子の助言や
教育を務めたとされる
「賢者メントール」の名前が由来なんだよ
簡単に言うと優秀な助言者や指導者
のことをいいます
現代では、「メンター制度」を採用する
企業も増え始めています。
効果が認められ、今やとても注目されて
いる制度です。
これを子育てにも応用できるように
置き換えて、メンターの役割について
お話ししていきますね。
パパママが出来るメンターとしての役割
- 親がこどもの潜在的な能力を、上手に
見抜き、目標やその目的を明確にする。
親が、上から決めつけたり強制する訳で
はなく、こどもの行動、話をしていく
中で目標や目的を探していく。 - 目標が決まったら、その達成する方法
を検討し、細かい段階に分けて少しずつ
小さな目標を達成させてあげる。 - こどもに何か悩みがあるときなど、
ただ悩みを表面的に聞いて慰める訳では
なく根本的な問題解決ができるように
助言(アドバイス)をする。
一方的なアドバイスや指導をする訳では
なく、お互いに話し合いながらその
問題解決方法を導いていく。 - たとえ悪いことをしたり失敗したときに
怒鳴ったり恫喝するようなことはしない。
※当然ですが、しつけといえども、
暴力は絶対にやめてください。
「なぜそうなったのか」を質問し、
しっかりと、こどもの話に耳を傾ける。 - メンタルやモチベーションの管理。
- こどもと約束したことや、秘密を守る。
- 良いお手本であること。
- 愚痴や悪口をきかせない。
- 嘘をつかない。
要点をまとめてみました。
いかがですか?
メンターのイメージはできましたか?
たとえ、イメージができたとしても、完璧
にこなすというのは難しいですよね。
まず、完璧な親なんていないと思います。
そこを目指してくださいって言っている訳
ではありません。
完璧な人間もいません。
ただ、こどものことを思って真剣に
意識するだけで大きな変化が出て
きます。
そして、あなたもお子さんと一緒に成長
することができるんですよ。
当然、相手はまだ、こどもです。
大人同然に扱うのではありません。
しっかりとお子さんの目線に合わせてあげ
て理解し、広い心で受け入れてあげること
が重要です。
しかし、決して、こどもらしさを無くすよ
うな育て方にはならないように注意してく
ださいね。
こどもを大人に合わせるのではなく
あなたが、こどもの目線まで落として接するのです。
コーチとは?
人を目的地まで運ぶ役割を
コーチングっていうんだよ。
コーチングは相手の話を傾聴し、
観察や質問、時には提案をして
相手の内面にある答えを引き出
す目標達成の手法のこと
※基本的にはメンターと似ていますが、少し関わり方
が違います。目的達成までがコーチの役目
※メンターは生活全般、コーチは目標を
見出しそこへ導く
コーチは、特に目標達成までのプロセス
に対して重点的に行う手法として活用します
パパママが出来るコーチの役割
コーチングの手法や考え方は3つ
- 人間の可能性は無限であるということ
- 課題に対する答えは相手の中に必ずある
- 相手が自ら答えをみつけるための
パートナーに徹すること
この3つの考え方に基づいています。
ですから、
パパママが上手にコーチをすると
- こどもは自分で考えて答えを導き出す
能力を身につけます。 - 主体的に、自主的に物事を取り組み
考える姿勢が身につきます。 - 新たな価値観や、新しい答えにたどり
つこうとする意欲が身につきます。
これも、メンターの項でお伝えしたことと
同様にこども目線に合わせて指導してあげ
てくださいね。
言ってはいけない、やってはいけない子育て
メンター・コーチ的な子育てについて
ご理解いただけましたか?
もし、共感頂けたなら早速実践していき
ましょうね。
それでは、無意識に言ってしまったり
やってしまっている、こどもにとって
よくない事例を見ていきましょう。
こどもへのモラハラ・パワハラは
将来、自己肯定感が低い、幸福度が
低い大人になる
権力に甘えている親たちの発言
これを日常的に言ってしまってませんか?
こどもにとってパワハラ・モラハラです。
親はこどもにとって絶対的な権力者です。
それに甘え、普段は同僚や友達には絶対
に言わない言葉を平気で「しつけ」と
称して使っていませんか?
少なくとも、「メンター・コーチ」的な
立場ならこんな言葉は出ませんね。
では見ていきましょう。
こどもに言ってはいけない!(モラハラ・パワハラ)
- なんで〇〇できないの?何回言えばわかるの?
- なんでそんなに〇〇なの?
- 片付けないなら捨てるよ
- ちゃんとやらなきゃだめでしょ
- 男の子なんだから〜
- 女の子なんだから〜
- お兄ちゃんなんだから〜
- お姉ちゃんなんだから〜
- いい加減にしなさい
- 〇〇ちゃんはちゃんとできるわよ
- あなたにできるわけがない
- 〇〇しないならおやつ抜き
- ちゃんとしなさい
典型的なよくありがちなセリフを並べて
みました。
あなたは、会社の同僚や友人などに同じ
言葉をぶしつけに投げかけますか?
・上から目線
・頭ごなし
・一方的
これが、よくないのです。
もし、無意識に言ってしまっていたのなら
注意しましょう。
こういう育て方をすると、お子さんの
自己肯定感が下がります。
⚠︎絶対にやってはいけないこと
- 感情的に怒鳴りちらす
- 自分の都合や気分でコロコロ意見を変える
- 兄弟間での差別をする
- しつけと称した暴力
- 夫婦げんかにこどもを巻き込む
- 配偶者への悪口をきかせる
- 機嫌が悪い時に大きな物音をたてる
こんなことをやっていると、こどもは
健全に成長しません。
幼少期の記憶やトラウマはいつまでたっても
潜在的にその子の人生に悪い影響を与えてしまいます。
絶対にやめてくださいね。
もしかしたら『毒親』になってませんか?(毒親の特徴)
のことを毒親といいます。
知らないうちに毒親になっているかも
しれませんね。
傾向をまとめてみました。
毒親の傾向
自己愛が強く・・・
・こどもを支配する
・こどもに頼りすがる
・こどもの人生を束縛する
毒親の傾向リスト
- こどものことを何から何まで管理する
- こどもの成長を妨げるような発言をして支配
する(あなたには無理よ、できるわけがない) - 「あなたのため」と押し付ける
- 「何でもやってあげる」過保護に育て依存
させる - 精神的に密着しすぎて過干渉になる
(こどもで寂しさを埋めようとする) - こどもに「あなたさえいなかったら」などと
人生の悩みをぶつける - こどもを抑圧して罪悪感をうえつける
(あなたのために人生を犠牲にしてきた) - 大人になっても何にでも口を出す
- 毒親の子は毒親になりやすい傾向がある
一般的にこういった傾向があります。
もしも当てはまりそうなら十分に注意
して改善する努力をしてくださいね。
毒親に育てられたこどもの未来(精神疾患・うつ・引きこもり)
毒親になってしまい子育てをすると、
あなたのお子さんに出てしまう影響
や傾向をまとめていきます。
傾向
- 自己嫌悪を強く抱く
- 自己肯定感が低い
- コミュニケーション能力が低い
- 愛情がない人間になる
- 恋愛、結婚してもパートナーを信頼できない
- 自己批判に苦しむ
- 感情を表に出せない
- 他人ばかり気にする
- 自分の考えがない
- こどもができると毒親になる
結果的に将来的に『引きこもり』や
『うつ病』その他、『精神疾患』に
なってしまうリスクが高まります。
大げさではありません。
実際、パワハラやモラハラを無意識に
やってしまっている方もいます。
そして、気づかないうちにこどもを傷つけて
しまっているパターンが多いです。
ほとんどの毒親が、自分が毒親だとは
思っていないでしょう。
この記事をご覧になって、思い当たる節が
あれば、今後に活かしていただければと
思います。
我が子の将来はやはり、健全であって
欲しいですよね。
まとめ
子育てとはただ、お世話したり、ご飯を
食べさせるだけではありません。
こどもを全く違う1人の人間として尊重し、
その子を先祖から”預かっている”という
感覚で子育てに取り組んでいかれては
どうでしょうか?
- 子育て方針や接し方は大事
- メンターリングやコーチングの
手法を使えば、シンプルに良き
親子関係を築くことができる - 毒親になってはいけない
決して、上から目線で頭ごなしに一方的な
指導、教育にならないように気をつけて
くださいね。
メンタリングやコーチングを学習される
のも良いことだと思います。
今は、世間でも希薄化が進んでおり
親の役目は重要だと思います。
あなたが良き親子関係を築き、
幸せなご家族になることを心よりお祈り
いたします。
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